北区十条の「自律神経治療」

自律神経の基本

自律神経とは、呼吸・心拍・血流・消化・体温調節・腺などを無意識に自動で調整している神経系です。
この神経は「交感神経」と「副交感神経」の2つに分かれます。

交感神経:活動時やストレスを感じたときに優位になる神経

副交感神経:リラックス時や眠っているときに優位になる神経

この2つがアクセルとブレーキのようにバランスを取り合って調整しています。そのバランスが崩れると痛みや不調が慢性的に続くケースが多くみられます。

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自律神経と痛みの関係性

・交感神経が優位すぎると

筋肉が常に緊張し、血管を収縮させ血流が悪くなります。
その結果酸素や栄養が届きにくくなり、また疼痛物質が流れにくくなり蓄積され「痛み」や「だるさ」が起こりやすくなります。

・副交感神経が働くと

血流が良くなり、内臓の働きも高まり体を「回復モード」に導いてくれます。

自律神経と慢性痛

・ストレスと痛みの悪循環

不安・怒り・疲労 → 交感神経興奮 → 血流低下 → 痛み増強

痛みが続く → ストレス・睡眠不足 → さらに交感神経優位に

こうして痛みの慢性化が進みます。慢性的な痛みが続くと、脳が「痛み」を記憶してしまい本来は痛みを感じないような刺激でも痛みを強く感じてしまうようになります。(これを「中枢性感作(ちゅうすうせいかんさ)」と呼びます。)

このとき、自律神経は常に興奮状態となり、リラックスできなくなってしまいます。

当院の自律神経を整えるアプローチ

当院では睡眠の質・呼吸・血流を改善することで自律神経を整えます

手技療法

筋肉の緊張をやさしくほぐし、血流を改善。

交感神経優位の状態を緩和し、副交感神経の働きを引き出すことで、心身のリラックスを促します。

鍼治療

鍼は皮膚や筋肉に微細な刺激を与え、神経系に働きかけます。

痛みを抑制する脳内物質(エンドルフィンなど)の分泌を促し、自律神経系の興奮を整える作用があります。
特に深部の筋肉や筋膜にアプローチできる点で、手技だけでは届きにくい箇所にも効果的です。

呼吸と睡眠の調整

浅い呼吸と睡眠の質の低下は交感神経が優位に働きます。

脊椎・骨盤を調整し胸郭をゆるめることで、深い呼吸と質の高い睡眠へとつなげます。

生活習慣のアドバイス

質の高い睡眠、ご自身でできる運動(ストレッチ)や食事に関してもライフスタイルに合わせてご提案いたします。

当院では患者様の状態を丁寧に見極め、またご相談しながら、からだ全体のバランスを整える施術を行っています。